私たちおやこ劇場は子どもたちや子育てをするお母さんたちに笑顔で過ごして欲しい!
という気持ちで日々活動しています。
このページでは、2018年1月25日に行われた、大阪府おやこ劇場連絡会主催
浅野泰昌(あさの・やすまさ)先生講演会
『0才から心と脳が動く体験を!
~乳幼児向けの舞台芸術の社会的意義と展開~ 』
の内容を元に、子育てに役立つ情報やお母さんの心がふわっと軽くなるような情報を
お伝えできれば。と思っています。
私たちは、2018年1月の浅野泰昌先生の講演会で、舞台芸術鑑賞が乳幼児の成長にとても有効な手段だということが
科学的に実証されていると知りました。
言葉を話さない小さな子どもたちと一緒に観劇していると「伝わっている」という実感していましたが、「うちの子はまだ幼いから」という方に説明できる根拠はありませんでした。
でも長年の研究により実証され、最近では学校でも「ドラマ教育」が広がりつつあるそうです。今回は舞台鑑賞のメリットをまとめました。(こどもまなび☆ラボ参照)
メリットだらけの演劇鑑賞、しないなんてもったいない! 演劇は「演じる」ことが教育的効果があると言われ、海外では
一般的なコミュニケーション力・表現力・集中力・想像力を高める「演劇教育」があります。でも「見る」ことも大いに効果的です。
メリット
①様々な感情を体験し感情表現が豊かになる。 舞台上の人物に感情移入したり、実際には体験したくないような出来事による感情の変化を体験することができる。
②共感力・社会性がうまれる。舞台を通して人との関わり方、自分の意見の持ち方などを考える事が出来る。
③家族間のコミュニケーションが促進される。演劇鑑賞をした子ども0歳~5歳には、公演の感想を親と話し合うや劇中の歌や手遊びなどを再現して親と遊ぶなど鑑賞をきっかけとしたコミュニケーションをとる傾向にある。コミュニケーションを豊かにするツールだと言えそうです。
じゃあ、何歳から見たらいいの?と思いますよね。
子どもと芸術文化が専門の古賀弥生教授(九州産業大学)の研究によれば、0歳~5歳の子どものうち、公演中に「集中して見る」「笑う」「身体を動かす」といった好反応を見せた子どもの割合は0歳児に最も多かったそうです。「まだ幼いから」と敬遠するのは、もったいないと言えます。おやこ劇場で子どもの年令にあった作品を観ることが子どもの心を成長させるだけでなく親も感動し楽しめれば、一石二鳥ですね。